小窓から 5 不登校の問題5

「全」である無意識界を拠り所にしている「自我に拠る社会的存在」である我われ人間は、無意識界の意向に即することに「自己の存立」がかかっています。
現代は「神という観念」が無意味、無効になっています。
私自身は宗教の信奉者ではありませんが、宗教的世界と呼ばれている無意識界は厳然として「在る」のです。
その無意識界は「死界」でもあり、無限の恵みの世界でもあります。
死は、自我が無意識界に没収される現象的事実です。
それが絶対的事実ではなく現象的事実であるという理由は、例えば、睡眠も一種の死であるといえるからです。
睡眠は自我が無意識界に没収され、やがて、その無意識界から生まれ出るといった現象です。      ’20.7.12.

小窓から4  不登校の問題4

我われ人間は「囲いの中の自由」を生きています。
動物一般も「囲いの中の自由」を生きています。
両者の違いは前者が「自我に拠る囲い」という自然の摂理と、「為政者が定めた囲い」である「人為の囲い」の二本立ての囲いに拠っているのに対して、動物一般は「自然の摂理」が定めた囲いに拠っているといえるように思われます。
人間の世界では犯罪はついてまわります。
犯罪のない国は、独裁者が厳格な統治をする場合です。
自分の思うようにやりたい「権力への意志」は人間には基本的にあるようです。
それは「強いモノが統治する動物の本能」に通じるのでしょうか。
一方で民主主義、自由主義といったモノもあります。
それは美しい言葉で飾られた動物的本能の裏返し、といったもののように思われます。
動物一般の思いには裏も表もありません。
欲しいものを取りに行くだけです。
そうした欲求は動物一般のものでもあるので、弱肉強食といった欲求と防御が原型といえるようです。  ’20.7.12.

  小窓から 1  不登校の問題1

衣装を選ぶとき、自分の好みに合わせます。
好みに合った衣装であれば、ひとに見せたくなります。
ひとが褒めてくれればうれしくなります。
自分が着ている衣装のおかげで、自分が好きになります。
学校も社会的衣装のひとつです。
しかし、自分が選んだ衣装ではありません。
国が決めたお仕着せの衣装です。
お仕着せの衣装をうまく着こなせるかが、ひとつの勝負どころです。    ’20.7.1.